シェフィとYes!Precious Harmonyが好きすぎて二万回視聴してたら気付いたこと

 この記事はメンストーリー第二部9章第4話までの内容を含みますので、未読の方はご注意ください。

 

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「最後のIt'shappylifeのハモリがまさにプレシャスで何回でも聴ける」

 

 プリコネラジオテーマ曲にして第二部ED曲に抜擢されたYes! Precious Harmony!。自分は当時衝撃の第二部一章が公開されて、OPを聴き「いやプリコネすっご……」と衝撃を受け、いざEDはどうかと身構えた。ハッキリ言って比較するのもアレな話だが一部EDのConnecting Happy!!があまりにも美食殿を表しすぎて、ここまでの完成度になるのは相当厳しいぞと不安でした。コネハピすごい大好きだったので。

 

  そしてEDのイントロが流れた瞬間「ラジオの曲じゃん!  使い回しじゃん!」と思ってしまいました。正直。

 

  しかしその自分の考えがどれほど愚かだったか。曲とともに流れる美食殿の日常、サビ前のシェフィが覚醒を表情だけで描写し彼女が第二部において極めて重要な役割を持つのかを暗示し、最後の美食殿がギュッと寄り添って幸せな一時を過ごす風景、屋根に昇って流れ星を見ている後ろ姿など、『好き』の暴力によって愚かな思考は吹き飛ばされました。

 

  そもそも曲自体も二部EDとして聴くまではラジオのバックで流れてるなー程度の印象できっちり聞いたことなかったんですよね。今ではホームの五枚のうち固定枠でシェフィ+プレハモにしてます。

 

  さてそんなプレハモについての自分の所感を終えいざ考察まがいな垂れ流しに入る前に一つだけ言わせていただきたい。

 

  プレハモwithシェフィver聴きたかった……ッ!  

  個人的にはシェフィの要所で流れる、テテテテーンとピアノで始まるシェフィのテーマ(勝手にそう呼んでる)がいつかシェフィの秘密がメインとなる章の特集EDで歌声付きで流れることを期待してます(早くシェフィのキャラソンはよ……)

 

  長々となりましたが、行ってみましょう

 

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イントロ部分

 

 まずはイントロから、ピアノの伴奏から入る所がコネハピを踏襲している感じがしてとても好きです。まず気になったのがこの左から赤い粒々とともに現れるロゴ、消え方も同じです。

 なんとなくですがこの赤い粒とともに現れたり消えたりする演出がどことなくエリスのモチーフであるバラの花びらのように感じられなくもないでしょうか。もしそういう意図が隠されているのだとしたらロゴ、つまりプリコネR世界そのものにすらエリスの息がかかっているようでとても深い演出だなと思いました。

 

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 そして青空から徐々に視点が下がりペコリーヌの頭部で止まります。このとき画面の左右に青い鳥が計3羽登場します。2羽がひな鳥で、1羽がそれらを下から見上げる形で配置されています。2羽のひな鳥が退行したシェフィと岸くんを表していたりするのかなーと妄想します。それを心配そうに見守るコッコロママもいますし。

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  場面切り替わり手前からネピアを捕食しようと大口を開ける退行シェフィと退行岸くん。その後ろからまるでネビアが捕食されることを止める様子もなく、そんなことより「これをお召になってくださいましシェフィ様」と言いたげに彼女の外套(名前がよく分からないので仮称)を着せようとするコッコロ、しっかり五人分の目玉焼きとソーセージを器用に炒めつつ、帰宅早々ご飯のことを考えていそうなペコリーヌに呆れるキャル、歌詞の通り「ご飯のいい匂い」に鼻をくんとさせ笑顔になるペコリーヌ。

 

  この一枚絵だけで浄化パワーが半端ないです。こういう美食殿の何気ない日常こそかけがえのないプレシャスな時間なんだと。(早くシェフィ入りギルドストーリーの更新来てくれッ)

 

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 メニュー的に朝ご飯らしきものを食べた後、買い物出かける一行。空を飛んでる蝶に興味深々なシェフィと岸くんが可愛らしいし、それを見ながら「ガキねー」なんてことを思ってそうなキャルも可愛い。

 

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 次の場面でわかることですが、恐らく帰ってから作るチョコミントアイスクリームの材料を買いに来ているのではないでしょうか。キャルの手前にカカオのような実が置いてあるので恐らくお菓子屋さんだと思われる。

 ここで気になったのは岸くんと顔が近くてドキドキしているコッコロの表情、の手前にあるドラゴンフルーツのような果物。ここまでハッキリ描くということは何かしらの意味があるのかもしれませんので花言葉を調べてみると、

 「永遠の星」

 「燃える心」

 

 という意味があるそうです。

ドラゴンフルーツの花言葉|実の味や栄養、花の特徴や種類は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)

 「永遠の星」の方はともかく、「燃える心」は何か関係ありそうな気がしなくもないですね、なにせ「ココロ(コッコロ)」ですし、岸くんが他の女の子と仲良くしていると年相応な嫉妬心を燃やす場面も多々見られるのであっているのではないでしょうか。

 そう考えると「永遠の星」もコッコロにとって主様は永遠に変わらない星のように輝く存在であると意味しているのかもしれません。

 

 

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 続いてサビ前、様々なシェフィの姿が大きな1枚絵でカメラが動くことで現れるシーン。個人的にはシェフィの表情で退行状態から、思考が戻ることを表すサビ直前の描写などが好きなのですが、ここでより注目したいシーンがこちら。

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 ペコリーヌはおにぎり、シェフィはレモネードジュースを飲んでるという何気ないシーンなのですが、また出ましたね花言葉と関連できそうなシーンが。そもそも本編で(いまのところ)シェフィがレモネードを飲んだり、好物だと判明するシーンはありません。わざわざレモネードを片手に持たせる理由を考えてみましょう。

 

 まずはレモンの花言葉からレモンの花言葉は、花と実のそれぞれあるそうで花には「思慮分別」「誠実な愛」実には「情熱」という意味があるそうです。

レモンの花言葉|意味や種類、花の時期は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)

 

 この場合グラスに刺さっているのは実の部分なので「情熱」の意が込められていそうですが、この言葉は汎用性がある過ぎてそうとも言えるしそうとも言えない部分があって根拠としては薄いかなと思いました。

 

 それよりもレモネードそのものに込められた意味が結構衝撃でした。

 なんと赤ワインとレモネードで作るアメリカンレモネードというカクテルのカクテル言葉が「忘れない」なのです。

 

 そもそもシェフィが飲んでいるのはアルコール入ってないだろうし、色も全然違うしという感想もあると思いますが、現在記憶喪失真っ最中のシェフィが飲んでいると、そういった含意がありそうでワクワクしますね。

 

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 そしてサビに入ります。ここでもあります花言葉考察。キャルが葉をちぎって分けているミントです。

 

 ミントの花言葉「美徳」「効能」。一部で裏切り猫と化したキャルが「美徳」とは……皮肉かな? 

 

 それよりもシェフィの表情がほんとうに楽しそうでこっちまでうれしくなってくる。

 

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 人数分のスプーン(ペコリーヌは専用で特大スプーンを使うので4本持っていると思われる)を用意しているシェフィ、せっかく完成したのに大口を開けてもう食べ始めようとしているペコリーヌに少し驚いているといった顔でしょうか。

 

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アイスを食べ終わり食後の休憩の一コマ。みんなを楽しそうに見守る岸くん、姿勢よくホッと一息つくコッコロ、猫舌のキャル、ペコリーヌに抱き着かれて照れくさそうに文句言いたげなシェフィ。

 そして窓の外はすっかり日が暮れています。

 

 ここからはシェフィが美食殿により溶け込んでいるような印象を感じます。というのも、個人的に仮にペコリーヌがスキンシップ過剰に抱き着いた場合、こんな不満そうな表情をするかな。という点です。

 

 本編シェフィはまだどこか美食殿に対して遠慮があると言うか本当の素を見せていないような気もします(記憶がないので仕方ないかもしれませんが)。

 

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 そしてこの表情である(永久保存版)。ツンデレもできてしまうマルチなシェフィの魅力が堪りません。

 

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 最後のイラストです。ここの最後のハモリが最高に美しくて二万回聞けるのですが、それは置いておいて注目したいのがそれぞれが見ている方向と座り方です。

 

 まず視線の方向ですが、シンプルに考えると流れ星を指さすペコリーヌの方向をみんなが見ているように感じられますが、よくよく見てみるとそうではないかもしれないと読み取れます。注目したいのがコッコロで

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 なんかコッコロやけに下向いている気がしませんか?

 

 

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 拡大したのがこれなのですが、やはり俯いてみて取れなくもないきがします。右端のキャルと比べると分かりやすいですが明らかに上を見上げるために背中や顔を反ってないんですよねコッコロが。

 

 これは何かコッコロに対して後ろめたい状況が今後二部で起こりえると暗喩しているような気がしてなりません。更にメインストリーでは裏切り猫のキャルと囚われたペコリーヌそれぞれスポットを当てられた展開があるのに対し未だコッコロにスポットを当てた展開がないんです。ラビリスタのキミは特別だという発言や、七冠の娘というかなり特殊な立場。まだまだコッコロに対してなんらかの掘り下げあることは間違いないと思います。救い手様が言っていた彼女の正体も気になりますし……

 

 

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 そして次は並び順です。これもまたコッコロ関連なのですが、岸くんとコッコロが両極に座っている順番、すごい違和感ありませんか?

 

 岸くんとコッコロと言えば常にともに行動していた一心同体ともとれる関係性です。常に一緒にいる二人が両端に座っているこの状況。何かしらの意図があるのではと思ってしまいます。先述しましたが、岸くんとコッコロが離れざるを得ない展開が今後待っている可能性を示唆しているのではないでしょうか。(岸くんの隣に座れなかったから落ち込んで俯いているだけの可能性もあり)

 

 例えばアニバーサリーストーリーや、王城に囚われたペコリーヌのようなどうしようもない状況によって二人が離れ離れになるような展開が来たら涙が止まりません;;

 

 

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 ということで二万回聞いたYes!Precious Harmonyを一枚一枚深く読み込んできましたが、他にもこういう考え方ができるんじゃないかなどの意見がありましたらお気軽にコメントやTwitterでのリプライなどお越しください。